恐怖心を植えつけないように留意しています

自信をもたせるお子様が歯科医院を「怖い」と感じる理由は、お口の中という自分では見えないところで「何をされるのかがわからない」ことにあると思います。それはきっと、大人の方でも同じではないでしょうか。

そして「なんとなく怖い...」と思っている状態のまま無理に抑えつけるように診療台に座らされたら、恐怖心を煽ることになってしまいます。そのため、緊急を要する場合を除き、当院では基本的に嫌がるお子様を抑えつけて強制的に治療することはありません。

トレーニングで機材などに慣れることからスタート
最初は「お口を開けて中を見せてくれるだけ」でも良いと思います。次には、お口の中に含んでもらった水をバキュームで吸い上げて「お口の中での作業や刺激」に慣れてもらったり、お口の中にエアーが当たる感覚を体験してもらったりするなど、説明や練習の敷居を少しずつ上げていきます。

このように、機材そのものに触れたり体験したりすることで不安を軽減し「痛くない/怖くない」ということを教えてあげます。

しっかり褒めて自信を持たせるようにしています自信をもたせる
できてもできなくても「しっかり褒めてあげること」が大切だと思っています。少しでも練習ができたら大げさなくらい褒めますし、もし何も練習ができなくても、できなかったことを叱るのではなく「イヤなのによく我慢したね」「歯医者さんに来ただけでもエライよ!」と褒めるのです。

当院では、治療ができたときのご褒美(ガチャガチャ)も用意しています。褒められることやご褒美がもらえることは、お子様にとっての自信や喜びにつながります。そうやって少しずつ慣れていってもらえれば良いと思います。

逆に、怒られたり叱られたりすると「もう歯医者さんには行きたくない!」と思ってしまうかもしれません。最初はトレーニングだけで帰ることになっても構いませんので、ご家庭でも怒ったり叱ったりせず、お子様が歯医者嫌いにならないようにご協力ください。

必要な応急処置は行います
嫌がるお子様を無理に治療すると、どうしても危険が伴います。危険のないことが最重要なので、基本的に無理な治療はしていません。小さなお子様ほど、3か月もすれば心も身体もかなり成長しますので、急を要する場合以外は「待つ」ということも大事なことだと考えます。

ですが、患部の進行度合いによって、痛くて眠れなかったり食事が取れなかったりすると、お子様自身がつらい上に、保護者の方もお困りでしょう。そういった場合には、保護者の方に必要な治療内容や注意事項をご説明し、同意をいただいてから必要最小限の応急処置をします。

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